お部屋探しをしていると、アパートとマンションはなにが違うのか疑問に思うこともあるでしょう。
実はアパートとマンションの違いには明確な定義はありません。
しかし、それぞれの大まかな構造の違いや特徴は異なります。
本記事では、アパートとマンションの違いや、それぞれの向いている方について解説します。
アパートとマンションに明確な違いはない?
建築基準法などでは、アパートとマンションのそれぞれに明確な定義はありません。
実は、不動産会社や大家さんの裁量によって、アパートかマンションかが決められています。
木造なのか鉄筋なのかなどの建物の構造や、階数によって区別をしています。
●木造や軽量鉄骨の2階建てまでの建物:アパート
●鉄筋や鉄筋コンクリート造の3階建て以上の建物:マンション
上記の条件を元に、アパートかマンションかを分けて呼ぶことがほとんどです。
アパートとマンションのそれぞれの特徴とは
アパートとマンションには明確な定義はないものの、それぞれに特徴は異なります。
アパートの特徴
アパートは建築コストが低いため、家賃が抑えられています。
木造の場合、湿気に強い建物であり駐車場などの料金も安いことが多いでしょう。
しかし、隣接する部屋の音が響きやすかったり、防犯面での機能が不十分だったりするデメリットもあります。
マンションの特徴
マンションは造りが頑丈で、耐震性や耐火性、気密性が優れている点がメリットです。
また、オートロックなどの設備が充実している建物も多く、隣接する部屋の音が聞こえにくい特徴もあります。
一方、建築コストが高いため家賃も高く、駐車場料金や管理費が高くなる傾向があります。
アパートとマンションのどちらに向いているのか
アパートかマンションかで悩んだ時に役立つ、選ぶポイントをお伝えします。
アパートに向いている方
アパートに向いているのは次の項目に当てはまる方です。
●家賃を抑えたい
●近所付き合いが苦手ではない
とにかく家賃を抑えたい方には、アパートの方がおすすめと言えます。
また、アパートはコンパクトな造りのため、他の住人と接するのに困らない方には適しています。
マンションに向いている方
マンションに向いているのは次の項目に当てはまる方です。
●静かに暮らしたい
●充実した設備が良い
アパートに比べて防音性が高いため、静かな暮らしをしたい方にはおすすめです。
また、マンションによっても異なりますが、防犯カメラや内廊下設計などのセキュリティ対策が必要な方にも適しています。
まとめ
アパートとマンションに明確な定義はありませんが、木造や軽量鉄骨の2階建てまでの建物をアパートと区別していることが多いです。
アパートは家賃を抑えたい方、マンションは充実した設備がある家が良い方におすすめです。
それぞれに特徴が異なりますので、選ぶ際の参考にしてください。
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