賃貸物件で暮らしていて畳を交換することになったら、自分で負担しなくてはならないのでしょうか。
ここでは、畳の修繕方法の種類を紹介し、賃貸物件での畳を交換する際の費用と誰が負担するかについて解説します。
賃貸物件での畳交換の前に~修繕方法と傷めない使用方法とは~
畳の修繕方法には裏返し、表替え、畳替えがあります。
裏返しとは、畳の表面に張ってあるゴザを剥がして、裏返して張り替えることです。
3~4年使用した場合に、裏返しをおこなうのが目安となっています。
表替えは畳表のゴザのみを新しいものに交換することで、畳縁と畳床はそのまま残します。
畳替えは、畳そのものを新しいものに新調することです。
7~8年の使用で、畳替えをするのが目安となっています。
畳は修繕目安はあるものの、傷めないように使えば長持ちします。
畳を傷めないためには、掃除の際は畳の目に沿って掃除機をかけ、雑巾がけは固く絞った雑巾ででなるべく畳に水分を残さないのがコツです。
また、湿気はカビを発生させるので加湿器の使用頻度には気をつけましょう。
さらに、ダニを繁殖させないようにこまめに掃除することも大切です。
賃貸物件の畳交換は誰が負担するの?
賃貸物件の畳交換の負担は、借主と貸主のどちらが負うのでしょうか。
入居時や退去時の経年劣化による畳交換については、基本的には貸主が負担します。
ただし、賃貸借契約書に借主が負担する旨が記載されている場合は、借主負担になります。
また、経年劣化ではなく、借主の不注意で畳を損傷してしまった場合は、借主負担となるのが一般的です。
たとえば、タバコの火で畳を焦がした、何かをこぼしてシミを作った場合は、借主が負担することになるでしょう。
この場合、6畳の部屋でシミが2畳分できたとしたら、6畳分負担するのか2畳分負担するのかという疑問が湧いてきます。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、損傷した畳の数だけ負担することになっているので、この場合は2畳分の負担となります。
また、入居中に畳交換をする場合は、長年住み続けたうえでの経年劣化による交換でない限り、借主負担となるのが一般的です。
賃貸物件の畳交換費用の相場について
入居中に畳交換をしたり、退去時に不注意で畳を傷めた場合は、借主が修繕費用を負担しなければなりません。
畳の交換費用の相場についてご紹介します。
畳の表替えは1畳あたり4,000~9,000円、裏返しは1畳あたり4,000~6,000円が相場です。
ただし、畳の表替えに関しては、新たに張替えるゴザの品質によって費用に差が出ます。
また、表替えや裏返しの費用以外に運搬費や消費税が発生します。
まとめ
畳の修繕方法には、裏返し、表替え、畳替えの3種類があります。
賃貸物件での畳交換の費用は、入居時や退去時については経年劣化による交換であれば貸主が負担することが一般的です。
ただし、借主の不注意による損傷がある場合は借主負担になることを覚えておきましょう。
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