飲食店の開業をする際には、重飲食か軽飲食かによって物件の探しやすさが異なります。
そもそもご自身が経営したいと思っている飲食店はどちらに該当するのか、判断に迷う方もいるでしょう。
この記事では重飲食について、軽飲食との違いや開業方法として必要な資格、注意点をご紹介します。
開業準備にも影響?重飲食とは
重飲食とは主に、焼肉屋や居酒屋のほか中華料理店やラーメン屋など、ジャンルを問わず厨房で火を扱う調理が必要な飲食業のことを指しています。
法的に明確な定義はありませんが、基準としては給排気やガス・水道などの設備について、多くの容量が必要になる飲食業であると言えるでしょう。
一方で、軽飲食に分類される飲食業は、主に飲み物を中心に提供するカフェやバーが該当します。
食べ物を提供する場合でも、サンドイッチなどの軽食の提供である店舗がほとんどです。
軽飲食に分類される飲食店では、調理が必要な場合でも煙やにおいが発生しにくく、重飲食ほどの給排気やガス・水道の設備を必要とされません。
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重飲食を開業するための方法
重飲食を開業方法としては、まずいくつかの資格を取得しなければいけません。
始めに食品衛生責任者と言われる、衛生面での自主管理をおこなう責任者の資格が必要です。
飲食店では、この資格を持つ方を必ず置くように義務付けられています。
それにくわえて、保健所に申請をおこない、飲食店営業許可も取得しなければなりません。
この資格を取得するには、換気や衛生面などの設備に関する決まりをクリアする必要があり、申請によって必ず得られるものではないため注意が必要です。
また従業員を含めて30人以上を収容する飲食店の場合は、防火管理者の取得もおこないましょう。
収容人数が30人以下であれば不要の資格となるため、規模に応じた対応が必要になります。
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重飲食を開業する際の注意点とは
注意点として、重飲食不可となっている物件が多いことが挙げられます。
理由としては、調理に適した設備の設置が困難であることや、煙やにおいが原因の近隣トラブルを避けるために、貸主が許可していないケースがあるからです。
このような理由があるため、物件探しに1年程度かかることも考えられます。
このため、物件探しの際には、エリアを拡大して物件を探すことも大切です。
なお、重飲食の居抜き物件であれば設備が整っている可能性が高く、開業しやすいことが考えられます。
ただし、残ったままの設備は劣化していることがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
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まとめ
給排気など調理に関する設備が重要となる重飲食は、軽飲食にくらべて物件探しに時間がかかることが考えられます。
このため、エリアを拡大して探すことも必要になるでしょう。
なお、飲食店の開業に際しては複数の資格取得も必要になるため、取得漏れがないように注意しましょう。
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